薬剤師の令和から始める健康ブログ

日常生活に役立つ、健康に関する話題を提供します。健康についてお悩みのことがありましたらテーマとして取り上げますので、お気軽にコメントください。

コロナウイルス治療薬? アビガンについて現場からの声と今後を考える

f:id:machiyuu:20200415170948p:plain
今回はコロナウイルス治療薬として期待されている「アビガン」について考えていきたいと思います。


アビガンについては、以前にも記事に致しましたが、数日前に政府から使用の拡大について発表がありました。
www.reikenblog.work


安部首相が緊急事態宣言で述べているような、重大な副作用についてや、国が備蓄していたものをどのように現場に届けているかなど、臨床現場がどうなっているのかについて考えていきたいと思います。

今回の内容は、私見が多く含まれておりますので、ご自身のご判断にてご覧下さい。

そもそも「アビガン」って?

この部分については、過去記事のリライトになりますので、過去にご覧になった方は飛ばして下さい。


アビガン(一般名:ファビピラビル)は、抗インフルエンザ治療剤として開発され、は富士フィルム富山化学社が製造している薬剤です。


本剤はインフルエンザ治療薬とされていますが、機序上コロナウイルスにも効果が期待できるということで、処方が始まっている薬剤です。


添付文書には、「本剤は、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分な新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、本剤を当該インフルエンザウイルスへの対策に使用すると国が判断した場合にのみ、患者への投与が検討される医薬品である。本剤の使用に際しては、国が示す当該インフルエンザウイルスへの対策の情報を含め、最新の情報を随時参照し、適切な患者に対して使用すること。
新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症に対する本剤の投与経験はない。添付文書中の副作用、臨床成績等の情報については、承認用法及び用量より低用量で実施した国内臨床試験に加え海外での臨床成績に基づき記載している。(添付文書より抜粋)」


アビガンは、従来市場には流通しておらず、国の要請をもって患者さんに投与される薬剤です。


こうした対応を行っている理由については、ウイルスはアビガンのような抗ウイルス薬を使い続けると耐性を獲得し、薬剤が効きにくくなる、あるいは効かなくなるといったシステムを有しています。


現在、こうした抗ウイルス薬、抗菌薬の開発は非常に困難を極めており新たに開発された有用性の高い薬剤については大切に使うべきだ!という考えが根底にあるのだと思います。


また、アビガンについてもある程度リスクをはらんだ薬剤であり、催奇形性関連の警告の記載があるなど使い方についても注意が必要な薬剤とされています。

現場にはどうなっている?

上記でも申し上げたように、基本的に「アビガン」は買いたくても買えない薬剤です。


手にするためには、様々な条件があるようで、一般にはオープンになっていませんが、感染症指定医療機関などの要望を保健所等が取りまとめて、富士フィルム富山化学社に連絡し、同社のMRが医療機関に持参するというスタイルのようです。
→4月21日改定:某大学病院が行なっている治験に参加する形で、富士フィルム富山化学社に連絡が行くようです。

また、こうした医療用の薬剤に関しては、薬価という国が定めた薬剤の価格が存在するのですが、アビガンについては薬価がありません。


理由については定かではありませんが、流通させないということで国が薬価を設けなかったという話が主流な一方で、外交対策としても使える薬剤なので、明確にしなかったなんて噂もあるようです。この辺は、噂の域を出ない話しか知りませんので、ご存知の方がいらっしゃいましたら、是非ご教示願います。


既に大学病院クラスの医療機関では、使われている施設もありますが、患者数がどんどん増えていますので、その都度要請し、順次薬剤を追加しているような状態になっています。

薬価の無い薬剤を使うに当たって

実は薬価の無い薬剤を使うということは、そこまで珍しいことではありません。


ケースとしては臨床試験などになります。


薬剤が国に認められて発売となる上で、様々な工程があるのですが、その中に実際に臨床の現場にて効果と安全性を確かめる必要があります。


もちろん使用される患者さんにも同意をとり、処方が開始されます。


今回のアビガンについても同様であり、コロナウイルス感染症の患者さんについて同意を得た上で使用される形となります。


アビガンがある医療機関について

今後は、こうした薬剤がどの施設にあるのか?…等を知りたがる方もいらっしゃるかと思いますが、公示等されてませんので特に気にしないで下さい!


と言うのも、現在患者数の急増に伴い、医療機関でのトリアージ(患者さんごとの重症度の区分等)が機能しにくくなっています。


従来であれば、既に重症な方や、基礎疾患があり今後の危険性が高そうな患者さんについては、感染症指定医療機関に送ったり、比較的軽症な患者さんについては、市中の医療機関で受け入れるという構造があるのですが、一気に患者さんが押し寄せることで破綻しかけていると言われています。


ご自身がどのような状態にあるのかは、専門家の判断をもって行なわれますので、コロナウイルス感染症が疑われる状態にあったとしても、病院に訪問し、開幕一声に「アビガン」を使ってくれ!…等とは仰らないようにご検討いただければと思います。


薬剤は現状十分量ありそうですし、必要な方へは届くようになっていくはずが、上記のような方が増えてしまうと、説得に時間が割かれるなどしてシステムの機能に時間がかかってします可能性が考えられます。


マスクの買占めでも話題に上がりますが、こうした部分で日本人としての矜持を見失わないでいただければ幸いかと存じます。

肝心の効果は?

今のところ、効いたり効かなかったりといった感じのようです。(完全に私見)


著効するような患者さんもいる一方で、効いているとの実感の無い症例もあると聞いています。


そもそもコロナウイルスに対して本剤を使うのは初めてであり、用量設定についてもインフルエンザと同様に行なわれていますので、正直わからないことが多い中、少しでも命を拾えれば…と言うことで現在治療が行なわれています。


副作用も多い薬剤と言うこともあり、慎重に治療が行なわれていることが考えられます。

まとめ

情報社会の良い部分でもあり、恐ろしい部分でもありますが、現在ではコロナウイルスに関する情報が錯綜している状態だと思います。


上記内容につきましても、一部友人からの又聞きも含んでおりますので、暇つぶし程度の感覚でご覧いただけましたら幸いです。


コロナウイルス感染症については、早く収束することを祈るばかりです。


個人的には、カラオケ屋さんが閉まったことにより、ストレス発散方法を失いった為、辛い日々を送っています。

この記事が皆様の明日からの生活にお役に立てるようでしたら、読者登録してもらうと更新の励みになりますので宜しくお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキング