ついに安部首相が緊急事態宣言を発令し、今後はコロナウイルス感染対策により厳格な対応が迫られるかと思います。
そんな中、注目されているのが今回のテーマである「手洗い」です。
以前にも記事にしておりますが、トレンドですので、最新の話題を盛り込みつつリライトしたいと思います。
- 何故今「手洗い」?
- 芸能人も続々…
- コロナウイルス感染対策上の手洗いのタイミングは?
- アルコールと手洗いの使い分け
- じゃあ、全部手洗いでよいのでは?
- ちゃんとした「手洗い」の手順と時間
- 手洗い後の注意点
- 手洗い後の注意点 その2
- まとめ
何故今「手洗い」?
コロナウイルス対策が行われてきて、早数ヶ月が経とうとしていますが、従来は手指衛生として消毒用アルコールを用いて消毒を行うケースが多かったかと思います。
しかし、これだけの長期間にわたり対策を行う必要があるとは、誰も思いませんでしたよね?
長期化により、マスクだけでなくアルコール消毒薬も枯渇してきています。
物資が無い今、出来ることをしなければなりませんので、アルコールが無いなら手を洗おう!…と手洗いが見直されています。
芸能人も続々…
ニュース等でも出てきていますが、木村拓也さん や、ピコ太郎さん の手洗い動画が話題になっています。
ピコ太郎さんにいたっては既にとんでもない再生回数になっており、ワールドワイドに活躍することの凄さが垣間見えます。
コロナウイルス感染対策上の手洗いのタイミングは?
コロナウイルスについては「接触感染」、「飛沫感染」が感染経路になりますので、基本的には日常で行うべきとされている、トイレの後や食事前、帰宅時等に従来どおり衛生管理を行う必要があると考えられます。
さらに従来のタイミングに加えて、医療機関に出入りする前後も大切です。
医療機関においては、現在最も感染のリスクが高い場所のひとつですので、立ち入る前後では手指衛生は必ず行うべきだと思います。
体調不良で調べるべく医療機関に赴き、折角陰性だったのに、後日発熱し、再度調べたら陽性だった…なんて最悪ですよね?
ただ、医療機関の出入りの際には、高確率でアルコールが設置されているかと思いますので、わざわざ手を洗わずとも、アルコール消毒で問題ないと考えられます。
「消毒用アルコールにの適切な使い方」については以前に記事にしておりますので、宜しければご覧下さい。
www.reikenblog.work
アルコールと手洗いの使い分け
実はあまり知られていませんが、感染対策上、「アルコール消毒」と「手洗い」は明確な使い分け方があります。
使い分けは非常にシンプルで、前述したように手指衛生を行うべきタイミングで、「手に目で見える汚れがあるかどうか?」です。
目に見える汚れがある場合は「手洗い」で、それ以外は「アルコール消毒」で良いとされています。
ただ一部例外があり、水周りの清掃後や食品などを扱うケースです。
水周りの清掃の際に、たまに水垢等で「ヌメッ」っとした汚れがあるのはご存知でしょうか?
そうしたヌメりの中には、細菌が作ったバイオフィルム(自身を守るための膜のようなもの)である可能性があり、アルコールでは死滅しないことがわかっています。
また、食品などを扱うケースでは、牡蠣等の二枚貝に含まれることがある「ノロウイルス」もアルコールで死滅しないことが知られています。
もちろん手術の前後等、高度な衛生環境を求められる場合は、別途さらに高度な手指衛生を行うのですが、日常生活に関してはこのぐらいだと言われています。
さらに追記すべき点があればご教示いただけると幸いです。
じゃあ、全部手洗いでよいのでは?
前述したように、確かに結局手洗いを必要とする例外が存在するのであれば、全部手洗いで済ませればいいのではないか?…と気付かれた鋭い方も居られるかと思います。
残念ながら「手洗い」にも弱点があり、人により洗浄レベルが大きく異なってしまう点になります。
残念ながら私も雑な性格をしているので、手洗いに関してはあまり自信があまりありません。
日々の生活で、毎日ガッツリ手を洗っている!…と自信を持てる方はそう多くないのではないでしょうか?
私自身もそうですが、この機会にしっかりと手順を確認して、洗ってみるのもいいかも知れません。
ちゃんとした「手洗い」の手順と時間
上記が正しい手洗いの手順とされています。
指の間(特に親指)や、手の甲等が洗い残しの多い部分とされています。
実際に全力で手をキレイにしようと思うと、2分程度の時間が必要とされると言われています。
うーん。あらためて全力で行うと結構大変です。
いかに普段アルコール消毒で楽をしていたか反省です。
手洗い後の注意点
手を洗い終わっても残念ながら、まだ終わりではありません…。
手洗い終了後に問題となるのが「手荒れ」になります。
美容師さん や看護士さん 等にも多いのですが、「手洗い」等のしすぎで手が荒れてしまっている方はご注意です。
アルコールも同様に気化する際に手の水分も持っていってしまうので、乾燥を促し、手荒れの原因となります。
手が荒れてしまうと、その部分が感染の原因となりうるので、感染に関してリスクが高くなってしまう可能性が考えられます。
また、アルコール消毒薬には刺激性がありますので、手荒れによる傷口がある場合は、より手を荒らしてしまうので使用も勧められなくなってしまいます。
感染制御的にも、手荒れは非常に重要な問題であるとされており、なかなか治らない…と言う方は、早期に専門の医療機関(皮膚科等)へ受診されることが望まれます。
手洗い後の注意点 その2
手洗い後、手指を乾燥させるために「エアータオル」等が設置されている施設もあるかと思いますが、感染制御的には実はNGなんです。
既にご存知の方も多いかもしれません。実際にコロナウイルス感染症が広がってから、こうした「エアータオル」が設置されている施設でも使用の中止を行なっているところも多いと聞いています。
「エアータオル」は空気のみで手指の余分な水分を除去させるということで、非常にエコな反面、近くの細菌やウイルスを巻き上げてしまう可能性があるとされています。
もちろん、タオルの使い回しなどもNGとなりますので、現在では使い捨てのペーパータオル等を用いて優しく水分をふき取ることが望まれます。
また、使用済みのペーパータオルについても、蓋付のゴミ箱へ捨てるのがオススメです。乾燥して何かの拍子にウイルスが巻き上げられるのを防いでくれます。
さらには、ノンタッチ式のゴミ箱を用いると◎です。折角洗った手でゴミ箱を触らなくて済みます。
まとめ
意外と考えてみると奥が深い「手洗い」ですが、こうした身近な対応を行なうか否かで、命に係わりかねない状況になってきています。
地域によっては、今後命の選択を迫られる医療機関も出てくるとさえ言われています。
大げさな話に聞こえるかも知れませんが、身近なところからご自身の体を守るために「手洗い」をご活用いただければと思います。
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