薬剤師の令和から始める健康ブログ

日常生活に役立つ、健康に関する話題を提供します。健康についてお悩みのことがありましたらテーマとして取り上げますので、お気軽にコメントください。

スルフォラファンに関する考察

f:id:machiyuu:20200321003120p:plainこんにちは!

今回はスーパーフードとして知られるプロッコリースプラウトから摂取できる成分のスルフォラファンについて考察していきます。

本成分は肝機能に良い影響を与える可能性があるとされていますので、肝機能に不安をお持ちの方は是非最後までご覧ください!

スルフォラファンとは

スルフォラファンは、ブロッコリーなどに微量に含まれるスルフォラファングルコシノレートが、体内で代謝されスルフォラファンとなることが知られています。

もともとスルフォラファンには、高い抗酸化作用があることが知られており、がんを予防する効果があるのではないか?と注目を集めておりました。一方で、肝機能へどのような影響を与えるかについては、近年まで明らかにされておりませんでした。

そんな中、2017年に金沢大学からスルフォラファンに関する研究が発表となりました。

既に知られていたスルフォラファンの解毒・抗酸化作用に加えて、
①脂肪細胞の褐色化を促進することでエネルギー消費を増大させ,肥満を抑制する作用
②高脂肪食による肥満型腸内細菌叢を改善し、代謝性エンドトキシン血症を抑える作用
という新たな2つの作用を明らかにしました。
これらの作用には、肝臓や脂肪組織の炎症、インスリン抵抗性を改善させ、生活習慣病の予防につながる効果が期待されるとしています。

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www.kanazawa-u.ac.jp

上記のように、肝臓の炎症改善効果や肥満改善効果に着目し、現在ではサプリメントなどが販売されるにいたっています。


昨今の肝機能異常の状況について

さて、スルフォラファンの作用については上記のとおりですが、スルフォラファンの適応となる人がどの程度いらっしゃるのか考えていきたいと思います。

現在、肝臓の疾患において最も問題となりうる疾患の一つが「肝臓がん」です。

肝臓がんの主要要因の一つとして肝炎ウイルスがありますが、その中で治療が困難とされていたC型肝炎ウイルスについて、特効薬と呼べる薬剤が近年発売になり、今後根治が期待される状況下にあります。

一方で、食事の欧米化に伴い、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と呼ばれるものが増えています。

NAHLDは名前のとおり、お酒はあんまり飲まないのに肝機能が悪くなる疾患であり、高脂肪食などの慢性的な摂取に伴い、肝機能指標であるALT、AST等が異常値を示す疾患です。

進行すると、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、肝硬変へと推移することがわかっており、飽食の時代とも呼ばれる昨今、急激に内在する患者数が増えているとされています。

肝硬変まで至ってしまうと肝臓がんへと推移することもあり、C型肝炎根治の可能性が見えている昨今では、このNAFLD/NASHが今後の肝臓がん主要要因になるのではないかと考えられています。

対策として、事前に運動療法や食事療法により進行を抑える必要がありますが、肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるほど、状態がかなり悪くならないと症状が出にくいことが知られており、気付いたときには…あれ…なんてこともあるかも知れません。

実際に、内在する患者数は日本だけで1000~2000万人とされており、多くの方が知らず知らず内にNAFLDの世界へ足を踏み入れている可能性があるとされています。

www.kanen.ncgm.go.jp

スルフォラファンを摂ってみる

ここからは、実際に日常生活でスルフォラファンを摂取するにはどうしたらよいか考えていきたいと思います。

前述しましたように、スルフォラファンはブロッコリーに微量に含まれている成分が前駆体とされていますが、必要量をブロッコリーだけで補おうとすると、400~600gほど摂取する必要があるとされ、食事がそれだけで終わってしまいそうです…

そこで、効率的にスルフォラファンを摂取するために出てきたのが、ブロッコリースプラウトです。

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ブロッコリースプラウトはブロッコリーの新芽であり、成体のブロッコリーの20倍ものスルフォラファンが含まれているとされています。

ブロッコリースプラウトについては、TVなどのメディアで取り上げられることも多々有り、TVで見かけると翌日のスーパーからブロッコリースプラウトが無くなる…なんてこともしばしばあったかと思います。

このブロッコリースプラウトは、1日当たり20~30gほどの摂取で1日量として適切なスルフォラファン量相当に当たるとされています。

また、食べ方として気をつけるべき点もあり、スルフォラファンは前駆体も含め、熱に弱いという特徴があります。

つまり、ブロッコリースプラウトを炒めて召し上がってしまうと、スルフォラファンの折角の効果が減弱してしまう可能性がありますので、生での摂取が望まれています

ブロッコリースプラウトが嫌ならサプリも

スルフォラファンについては、現在サプリも販売されており、毎日ブロッコリースプラウトを食べるのがキツイ…

そもそも野菜があんまり好きではない…

など、摂取が難しい場合は検討されても良いかも知れません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

スルフォラファンの知られざる効果について考察いたしました。

肝機能が気になる場合は、運動量のアップと食事の見直しが第一に行われますが、食事の中に取り入れてみるのはいかがでしょうか?

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