以前にエナジードリンクに関する記事を書いたので、今回はドリンク剤に関する内容を書いていきたいと思います。
常用的に服用されている方も多いドリンク剤ですが、こちらも飲み合わせや服用量など注意すべき点がいくつもありますので、宜しければお付き合いいただけますと幸いです。
栄養ドリンクについて
栄養ドリンクは医薬品・医薬部外品に指定されているもので、医薬品に指定されているものでも第2類もしくは第3類医薬品であり、薬剤師が不在の場合でも登録販売者がいれば購入できるので、比較的簡便に入手することが出来ます。
また、医薬部外品に分類されるドリンク剤はコンビニなどでも扱えるので、正直どこでも買えるぐらいのポジションだと思います。
しかし、第2類医薬品の定義の中には、「一般用医薬品(OTC医薬品)のうちの一つで、日常生活に支障が出るほどの副作用の恐れがある医薬品」との文章もあり、効果もある反面、適正に使用しないと健康被害を生む可能性を示唆しているものもあります。
エナジードリンクとの違いは?効果は?
エナジードリンクは、分類としては清涼飲料水ですので、扱いはジュースと同等になります。さらいは、成分にも含めないものがあったり、効能表示にも制限あります。
一方でドリンク剤には上記では含めない成分も含まれており、それぞれのドリンク剤の製造販売元が行った試験に基づき、「効能効果」、「副作用」等の臨床データを国が精査し、承認したものになります。
実際に効能として「疲労の回復・予防」、「虚弱の改善・予防」、「栄養補給」といった記載などが書かれていますので、疲れた…というときに服用すると、何となく元気が出るものになります。
また、用法用量の制限も記載されており、多くのものが一日一本といった制限があり、乱用してしまうと副作用を起こす可能性や、成分の中には栄養補給を目的とした「糖分」が多く含有されているものも見受けられるため、過剰な摂取により「糖尿病」などの生活習慣病を招いてしまう可能性もあります。
何事もほどほどが一番ですね。
ドリンク剤のオススメの使い方
本当にピンチのときに飲む
エナジードリンクに比べ、効果が高いとされるドリンク剤ですが、成分にはカフェインやアルコール(極少量)を含んでいるものがあり、依存症になる可能性があります。
こうしたドリンク剤を好まれる方は、毎日のように服用されている方もいらっしゃいますが、現代社会において疾患や多忙などを除き、栄養失調になられる方は極めて少ない状況です。本来であれば毎日飲む必要性は栄養学的に見ても無いはずですので、ドリンク剤依存にならないようにご注意ください。
飲み合わせにご注意ください
成分として含まれる可能性のある、カフェインやアルコールには様々な相互作用が知られています。
気管支喘息治療薬、糖尿病治療薬、抗うつ薬、睡眠薬、などの薬剤を常時服用されている方は、服用される前に医師・薬剤師などにご相談ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ドリンク剤も効果があるとはいえ、基本的には一時しのぎのドーピングのようなものです。
疾患を治療したりすることは出来ません。常時元気が出ないという方は別の疾患が隠れている可能性が高いですので、早めに医療機関を受診いただければと思います。
以前にエナジードリンクに関する記事を書いております。こちらにも興味を持っていただけましたら、是非ご覧ください。
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