薬剤師の令和から始める健康ブログ

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【ジメジメが大好き!夏のカビ対策】カビが健康に与える影響は?

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今年の梅雨はいつ終わるのでしょうか…?

そう思わせるような日が続いていますが、こうしたジメジメした時期が続くと「カビ」の発生などが気になるかと思います。

実際に今年の除湿機の売り上げが、例年に比べて高いような話も聞こえてきています。

今回は健康にも影響を及ぼす「カビ」の対策と、体にどんな影響を与えてしまうのか書いていこうと思います。

そもそも「カビ」って…

有用なカビ

「カビ」と聞くと、何となく「有害なもの」といったイメージをお持ちになる方が多いのではないでしょうか?

実際には、ブルーチーズなどにも含有している、いわゆる「青カビ」や、カマンベールチーズに含まれる「白カビ」などは有名なところだと思います。日本でも古来より、鰹節を作る際には「青カビ」が用いられているなど、一口に「カビ」といってもその作用に大きな違いがあることがわかります。

有害なカビ

これらの「カビ」は、上記のように食品等に有効活用されている「カビ」と種類的には非常に近いものがほとんどといわれています。

「カビ」の中には毒素を産生するものがあり、産生されたものは「カビ毒」として知られています。ナッツや穀物、果実に生えた「カビ」から産生されるものが多く、実に100種類以上のカビ毒が確認されています。

産生された「カビ毒」は熱に強く(カビそのものは熱で比較的簡単に死滅します)、調理しても消えないのが特徴とされており、「カビ毒」に侵された作物を食べた家畜に毒が蓄積し、その肉を食べた人間に被害を及ぼすケースも確認されています。

「カビ毒」は、一度産生されたら完全に除去するのは非常に困難ですので、長期保存などを行っていた食べ物を摂取する際には、調理前に「カビ」が生えていないか確認してから使う必要があるといえます。

「カビ 」がもたらす健康被害

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アレルギー疾患

アレルギーは、体を守ろうとする自己防衛反応です。「カビ」などの異物が体内に侵入したときに体を守るために様々な免疫機能が働きますが、免疫機能が過剰に反応した結果、鼻炎や目のかゆみ、皮膚の炎症などの形で現れるのが「アレルギー」となります。

アレルギー疾患として有名なものが、気管支喘息、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎などが上げられます。

対策としては、こうしたカビなどのアレルゲン(カビなどのアレルギーの原因となる物質)を体内に入れないように環境を整えることや、入ってしまった際には抗アレルギー薬がありますので、そうした薬剤を服用する必要があります。

感染症

今回は「カビ」にフォーカスを当てて記載を行っております。

他の細菌同様、体内に「カビ」が入ってきたとしても、病原体に対して抵抗できるだけの強さがあれば感染症にはなりませんが、体が弱っているときには感染を許し、感染症を発症してしまうこともあります。

こちらにも様々な疾患が知られており、肺アスペルギルス症、クリプトコッカス症、水虫、たむし等も「カビ」が原因となる感染症として知られています。

「カビ」が原因となる感染症に罹患してしまった場合、通常の抗菌薬とは異なった抗真菌薬を用いる必要がありますので、医療機関の受診をお勧めします。

食中毒

最後になってしまいましたが、「カビ」が付着した食材を摂取してしまった場合、種類によっては体内で毒素が産生され、食中毒を起こす可能性があります。

上記にも記載しましたが、「カビ毒」には熱に強いものが多いので、調理などをしても取り除けない場合が多い上に、毒性が強いものもありますので、そもそも危なそうな食材は口にしないことをおススメします。

食中毒対策について、過去に記事を書いておりますので、興味を持っていただけましたら是非こちらもご覧ください。
www.reikenblog.work
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生活内でのカビ対策

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日常生活での「カビ」対策ですが、「カビの好きな湿度を減らす」、「カビが定着するための時間を与えない」ということがカビ対策のポイントです。

「湿度を減らすこと」(カビは増殖するために水分が必要)や、「清掃の頻度を上げる」(カビの増殖にはある程度時間がかかる)など、当たり前と言えば当たり前な内容ですので、具体的なカビ対策については、既にご存知の方も多いかとおもいますが、この時期になると湿度対策として除湿機が売れていく理由が良くわかるかと思います。

夏場の除湿対策については、過去に記事を書いておりますので、興味を持っていただけましたら是非こちらもご覧ください。
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まとめ

いかがでしたでしょうか?

私も以前に住んでいた家で、少し掃除をサボるとお風呂場で黒くなっている箇所を見つけてしまい、ションボリしていたのを思い出します。

こうしたジメジメした時期が一日も早く終わることを祈っております。

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