薬剤師の令和から始める健康ブログ

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【地味にツライ…】夏に陥りやすい便秘症と治療薬アレコレ

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今日は、意外と夏場に増えがちな便秘に関する話を書いていきたいと思います。

食事中の方申し訳ございません。 m(_ _ )m

夏に便秘が増える理由

既にご存知の方も多いかと思いますが、便秘にはいくつか種類があり、大きく分けて機能性の便秘器質性の便秘に分けられます。

機能性の便秘は、何らかの理由で大腸の働きが悪くなってしまったりなどして起こるものです。

器質性の便秘は、大腸がんやイレウス(腸閉塞)など他の疾患によって生じるのもので、こちらは血便、激しい腹痛、嘔吐などが現れることが多く、こうした症状が出た場合は家庭内では対応できかねますので、すぐに病院へ行く必要があります。

器質性便秘では腸管穿孔を起こす可能性があるので下剤を使用してはいけません。

夏場に増えるものは前者の機能性便秘であり、理由は暑さなどから来る脱水が便秘の理由となるからです。

夏場の便秘対策

そもそも機能性便秘の分類としては、「生活習慣などにより腸管の動きが悪くなるタイプ」、「緊張などにより便に不調をきたすタイプ」、「トイレに行けず便が詰まってしまうタイプ」などに分類されています。

夏場に増えがちな便秘は、機能性便秘の中でも特に「生活習慣などにより腸管の動きが悪くなるタイプ」に分類されることが多いので、こちらについて中心に見ていきます。

「生活習慣などにより腸管の動きが悪くなるタイプ」

これは、腸管の緊張がゆるんでしまい、ぜん動運動が十分行われないため、大腸内に便が長くとどまり、水分が過剰に吸収されて硬くなるタイプです。

便秘の中でも頻度が高く、女性や高齢者に多いとされています。

具体的な症状としては、おなかが張る、残便感、食欲低下、肩こり、肌荒れ、イライラなどの症状も起こるとされています。

運動不足、水分不足、食物繊維不足、腹筋力の低下、極端なダイエットなどが誘因になるとされていますが、原因が良くわからないことも多く、非常に身近に誰でも起こりうる疾患といえます。

夏場の脱水がこうした状態に拍車をかけてしまい、悪化させる可能性があります。

対策

対策は様々ですが、多目の水分摂取を心がけたり、生活習慣を改善することが最も重要とされています。

ドラッグストアなどで売られているOTCの下剤等を使用されている方も多いかと思いますが、意外と症状が長引いてしまうこともありますので、もしお時間があるようでしたら医療機関を受診いただくのも選択肢の一つだと思います。

理由としては、ただの便秘であれば良いのですが、上記にも記載した器質性の便秘だったりすると通常の下剤は逆効果になってしまいますので、自身で便秘状況が把握できかねている場合などには注意が必要となるためです。

余談ですが、実は夜間救急でも、こうした便秘症で運ばれてくる患者さんもいらっしゃいます。

賛否あるかもしれませんが、便秘症で救急車を呼ぶのに抵抗感があるようでしたら早期から適切な対応をご検討ください。

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他のタイプの便秘について

こちらは余談程度にとどめたいと思います。

「緊張などにより便に不調をきたすタイプ」

副交感神経の過度の興奮によって腸管が緊張しすぎてしまい、便がうまく運ばれずに、ウサギのフンのようなコロコロとした便になるタイプです。

食後に下腹部痛、残便感などの症状があることも。また便秘と下痢を交互にくり返すことも多く、過敏性腸症候群もこれに含まれます。

過敏性腸症候群については以前に記事を書いておりますので、興味を持っていただけましたらこちらも是非ご覧ください。
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「トイレに行けず便が詰まってしまうタイプ」

便が直腸に達しても便意が起こらずに、直腸に便が停滞してうまく排便できなくなるタイプです。

高齢者や寝たきりの人のほか、痔や恥ずかしさなどにより排便を我慢する習慣がある人に多いとされています。

小児などでも比較的よく見られるとされており、トイレに行くのが恥ずかしい…というお子さんが周囲にいらっしゃいましたらご注意ください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

私も忙しいとついトイレを我慢してしまい、そのうち忘れていることもしばしば…

身近な疾患であるがゆえに、私自身も気をつけたいと感じております。

また、腸活に関する記事も以前に書いておりますので、興味を持っていただけましたら、是非こちらもご覧ください。

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