もはや生活に欠かせないスマートフォンですが、一日どのくらい画面を見ているのか考えたことはありますか?
アプリなどにより、一日だけでなく週にどのくらい見ているかや、見ている時間の経時的な推移まで教えてくれたりもします。
スマホは非常に便利ですが、使いすぎにより目の疲労が溜まったり、睡眠前の使用が不眠症に陥る要因になる可能性もあるので、使い方には注意が必要です。
今日は世の中の人がどれくらいスマホをいじっているのか、眼精疲労や肩こりに関する内容について書いていきたいと思います。
スマートフォンの利用時間「2時間以上3時間未満」が最多
MMD研究所が行った調査によると、一日にどれくらいスマートフォンを利用するか聞いたところ、「2時間以上3時間未満」が最も多く、24.1%となったそうです。
実際に私もスマホの利用時間はこのぐらいなので、一例報告ですが的外れではないと思います。
本データはスマートフォンを所有する15歳~59歳の男女2,718人を対象に2018年10月31日~11月1日の期間に調査を実施したものであり、データ量としては少なめである点や、期間もそこまで長くないことを考えると、エビデンスとしては少し低いものになりますが、大体どのくらいなのかという疑問に対する回答にはなり得ると判断いたしました。
1日3時間スマホを眺めていると弊害は生じるのか?
よく問題となるのが、目の疲れや肩こりなどが良く話題に上がりますので、それらについて書いていきます。
目の疲労について
目の構造としては、カメラのレンズのような働きをする水晶体を、毛様体筋という筋肉が調節しながらピントを合わせています。
長時間のパソコン作業のように近くのモノをじっと見るような場合には、毛様体筋はずっと緊張していることになり、筋肉疲労を起こしてしまいます。
つまり「目の疲れ=目の筋肉疲労」となります。
また、スマホなどの使用中は「まばたき」の回数が減少傾向になるそうで、ドライアイなども起こしやすくなるとも言われています。
対策としては、
- 食事と休養をしっかりとる
- 長時間の作業をする場合は、1時間おきに10分程度目を休めるのが望ましい
- 疲れがたまったときは、蒸しタオルなどを当てて目を温めるとリラックスさせる
- メガネやコンタクトレンズを使っている場合は、定期的に度が合っているかチェック
上記内容を行うことが望ましいとされています。
それでもつらいという方は市販の目薬などを活用いただいたり、食品などでもブルーベーリーに多く含まれる「ルテイン」が抗酸化物質として眼の老化をひきおこす「活性酸素」を抑えたり、有害な光を吸収し、眼を守る働きをしています。
こうしたものを日常から取り入れてみるのはいかがでしょうか?
肩こりについて
肩こりの原因として考えれるのは、肩を動かさないことによる循環障害や、姿勢が悪くなることから来るストレートネックなどの骨格変化が理由のもの等に大きく分けられます。
循環障害対策
循環障害対策は、定期的に肩を動かすことになります。
スマホに限らず、長時間運転を行う人なども陥りがちなので、一時間に一度は休憩をとるなどして、ストレッチをしてみたり肩をまわすなどして、肩へ刺激を与えてあげることが重要です。
姿勢対策
姿勢対策は特に重要で、長時間変な姿勢でいてしまうと骨格などにも影響を与えることがわかっています。
現代人はこうしたスマホやパソコンの普及に伴い、ストレートネックと呼ばれる骨格の変化をきたす人が増えていると言われています。
首の骨(頚椎)は本来緩やかなカーブを描き、重い頭をバランス良く支えています。
しかし、ストレートネックになると、この自然なカーブが失われ首が真っすぐな状態になり、首に重さが集中してしまうので、首回りにある筋肉や神経に大きな負担を与える可能性が出てきてしまいます。
ストレートネックになってしまうと元に戻すのは非常に困難となるので、日ごろから姿勢が悪くならないように注意することが重要です。
ストレートネックが悪化してくると、肩こりだけでなく頭痛なども催すケースもありますので、そこまで症状が出てしまっている場合は、近隣の整形外科を受診することをおススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は統計から見たスマホ利用の平均値と、使いすぎている方と向けの対策などについて書いてきました。
正直、スマホの使用時間は人によって大きく差があるような気もしますので、ご自身の使用量と体調面から本記事の内容をご参考にいただければ幸いです。
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