薬剤師の令和から始める健康ブログ

日常生活に役立つ、健康に関する話題を提供します。健康についてお悩みのことがありましたらテーマとして取り上げますので、お気軽にコメントください。

【血圧高めの方へ】 血圧対策系サプリメントの効果はどこまであるか?

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今日は「血圧」に関するテーマで書いていきたいと思います。
加齢により上昇傾向にある血圧ですが、放っておくと動脈硬化を来たし、脳梗塞や心筋梗塞といった重大な疾患の引き金となってしまいます。

今日は、日常生活での血圧ケアについて、サプリメントの有効性についてみていきたいと思います。

そもそも何で血圧は高くなるのか?

日本人の高血圧の最大の原因とされるのが、食塩摂取量の多さです。2019年の国民調査によると、1日の食塩摂取量は約10gにもなり、日本高血圧学会が推奨する食塩摂取量である「1日6g未満」を大きく上回っています。

何故食塩を取ると血圧が上がるのか?

食塩を食事などから摂取すると、血液中の塩分濃度が高なります。血液中の塩分濃度が高くなると、濃度を調整するために、体内の水分が血液中に入ってきます。すると、血液の量が増えて血管内がパンパンになり、血圧が上昇するのです。

塩分摂取以外の理由は?

特に若い世代に多くみられるのが、内臓脂肪型肥満を原因の1つとする高血圧です。
内臓脂肪が増えると血中にも脂肪が入り込み、弾性が低下し、血圧が上がりやすくなることも知られています。

他にも日本人の高血圧を有する方の、約半数は親などから高血圧になりやすい体質を受け継いでいるといわれます。

また体質だけでなく、家族は生活習慣(食事の傾向、飲酒・喫煙習慣など)も似ています。家族に高血圧の人がいる場合には、生活習慣を見直してみることも大切です。

サプリメントについて確認

高血圧を有する方は、厚生労働省の調査によると1000万人を超えるといわれております。
血圧系のサプリメントっていっぱいありますよね?
サプリメント屋さんとしても高血圧の対象となる方が多ければ多いほどマーケットとして優秀なので、こぞって色々な商品を販売しています。

そもそもサプリメントについて書いていく前に、サプリメントの定義を確認したいと思います。

www.tyojyu.or.jp


つまり、サプリメントに効果があるかどうかは、ものによって割りとあいまいなことが良くわかります。

最近話題の特定保健用食品(トクホ)については、消費者庁の許可が必要になるので、少しハードルとしては高い商品になります。
また、類似したものとして、栄養機能食品機能性表示食品などがありますが、これらは科学的根拠(エビデンス)はあるものの、消費者庁から個別の許可をもらったものでないので、トクホよりはハードルが低い商品となります。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/health_promotion/

基本は食品

既にお気づきの方も多いかと思いますが、上記の表示にはすべてに食品と明示されています。
つまり、効果はありますが、健康食品の域に収まるものになります。
サプリメントは文字通り、皆さんの生活の中で足りない健康成分を補うものです。それ自体を服用することで凄まじく健康になることは出来ず、食事や運動などの生活習慣を改善することで、より効果を実感しやすくなるものといったイメージでしょうか。

市販品で何とかするには?

個人的には薬局、ドラッグストアで販売している、第一類医薬品が効果としては良いのではないかと思います。
一般用医薬品は、リスクの程度に応じて、第一類医薬品、第二類医薬品及び第三類医薬品の3グループに分類されます。

この薬剤のメリットは医療機関に掛からずともドラッグストア等で購入できる点で、時間が無い人などには便利です。
しかし、デメリットもあり、そもそも値段が高めであり1類医薬品に限っては薬剤師がいないと購入することが出来ませんので、24時間のドラッグストアなどでも時間帯によっては薬剤師不在で購入することができません。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

私も健康食品としては、よくお酒を飲む前に「ヘパリーゼ」や「ウコンの力」といった商品を服用しますが、結果的にお酒に飲まれてしまうこともあります…
そもそも、お酒に飲まれてしまうのは自分が悪いからですが…
(上記商品を販売されている方がご覧になられていたら申し訳ございません)

しかし、これらの商品が仮に効かなかったからといって、怒る人はそこまで多くないのではないでしょうか?
そもそもこれらは清涼飲料水と表記されてますし、お酒を飲む前の「転ばぬ先の杖」として、潰れないように少しでも何かできれば…といった心境からくるものだと思っています。

サプリメントも同様で、効果はあれど疾患を治療するほどの効果を期待するのは酷であり、本当に血圧を下げたい場合は、医療機関を受診することをおススメします。

サプリメントについては、過度な期待を寄せずに、生活習慣を変えるきっかけとしてご使用いただくのが良いのではないかと考えています。

一個人の意見も過分に含まれている内容で恐縮ですが、この記事が皆様の明日からの生活にお役に立てるようでしたら、読者登録してもらうと更新の励みになりますので宜しくお願いします。