薬剤師の令和から始める健康ブログ

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その手…意外と汚れてるかも?手洗いとアルコール消毒の使い分け

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感染症が比較的落ち着くシーズンになりましたが、油断すると暑さに負けて、体が弱った際に風邪などをひいてしまうかも知れません。
感染症の予防にはまず手指衛生
今日は身近な手指衛生について書いていきたいと思います。

手の汚れ気にしてますか?

冬場の感染症シーズンには感染対策として、ご自宅に帰られた際は「手洗い」と「うがい」をセットでされる方も多いかと思いますが、夏場は少し忘れられがち。
一年通して日常生活でも、料理の前、トイレから出た後、清掃の後など、様々な場面で手を清潔に保つことが必要なケースは多く見受けられます。
しかし、別に汚れてないし…と案外ほったらかしになっていたりしませんか?

アルコール消毒の効果

よく医療機関やスーパーの出入り口、トイレの手洗い場などに設置してあるアルコール消毒について書いていきます。
アルコール消毒は簡便かつ効果的な手指衛生手段として、広く普及しているのはご存知のとおりです。
実際に短時間であれば手洗いよりもアルコールのほうが効果的というデータもあり、シュッと手にかけて満遍なく手になじませるだけなので、非常に効率的で便利だと思います。

また、余談になりますが、以前に消毒に関する記事を書いておりましたので、興味がある方は是非ご覧ください。
machi-ishi.hatenablog.jp


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「手洗い」と「アルコール消毒」の使い分け

ここまでに手指衛生に効果的な方法として、「手洗い」と「アルコール消毒」についてみてきましたが、それぞれに効果的な使い分けがあることはご存知ですか?
ここからは「手洗い」と「アルコール消毒」の使い分けについて書いていきたいと思います。

「手洗い」がおススメなケース

「手洗い」がおススメなケースは、手に汚れが見えるときです。
当たり前ですが、手に土などの付着物などがついているときはアルコールでは落ちないですよね?
もし落とすためにはそれなりの量のアルコールを使用しなければならず、凄まじく無駄が多くなってしまいます。
手に汚れが見える、要は何かが付着しているケースなどは、アルコールでなく、「手洗い」を行う必要があります。

じゃあ、それ以外はアルコールでいいの?とよく聞かれますが、例外もあります
実際に汚れが確認できなくても、トイレ清掃後や嘔吐物の処理をした後、水周りの清掃をした後などは、アルコールではなく「手洗い」がおススメです。
理由としては、ノロウイルス等の一部のウイルスはアルコールでは死滅しないのと、水周りのヌメりにはアルコールに耐える菌(芽胞形成菌やバイオフィルムを形成する菌)が存在している可能性があるので、水で洗い流してあげる必要があります。

「アルコール消毒」がおススメなケース

「アルコール消毒」が必要なケースは、見た目上、手が汚れていないときです。
目には見えなくても、人の手には常時ものすごい量の最近が常在しています。冒頭で書きましたように、日常生活で手指の衛生管理が必要な際はケースに応じてアルコール消毒もご検討ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
本日は手指衛生に関する「手洗い」と「アルコール消毒」について書いてきました。
じゃあ、時間があれば全部「手洗い」で良いじゃん!と思われるかも知れませんが、一日に数十回も手を洗ってしまうと、汚れと一緒に必要な皮脂まで流れ落ちてしまい、逆に手が荒れてしまい感染症を引き起こす要因となってしまいます。
また、手が荒れてしまうとアルコールも手荒れを悪化させてしまいますので、まず保湿剤やハンドクリームなどを用いて手指衛生よりもハンドケアを行っていただく必要があります。

今回は「手洗い」と「アルコール」の使い分けについて書いてみました。日常生活でも使える内容かと思いますので、是非何かの折にお試しください。