薬剤師の令和から始める健康ブログ

日常生活に役立つ、健康に関する話題を提供します。健康についてお悩みのことがありましたらテーマとして取り上げますので、お気軽にコメントください。

酒は百薬の長?飲んだ後にやっていいこと、悪いこと

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仕事終わりのビールって美味しいですよね?
ビールに限らず、最近はハイボールなども流行っており、仕事などのストレスから開放されるためにお酒を飲まれる方も多いと思います。
今日はそんな身近なお酒の適正量と飲んだあとにおススメなコトあまりおススメできないことについて書いていきたいと思います。

酒は百薬の長…されど…

お酒に関する格言には実に様々なものがあります。その中の一つである「酒は百薬の長」という言葉ですが、「適量のお酒は、どんな良薬にも勝る」という意味になります。実際に適量のお酒(350mlの缶ビール1本、日本酒0.5合、ワイン130ml程度)を飲む人の方が全くお酒を飲まない人よりも死亡率が低いというデータもあります。
しかし、その格言にも続きがあり「…されど万病の元」と続きます。適性量を逸脱してしまうとすぐに毒となってしまう。まさにお酒は薬のようです。

酒は飲んでも飲まれるな?

ご存知の方も多いかもしれませんが、日本人はお酒が弱い人種になります。お酒(アルコール)は主に胃と小腸で吸収され、肝臓でアセトアルデヒドに代謝されます。アセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素(以下ALDH)という酵素により代謝されますが、ALDHの働きが弱いとアセトアルデヒドの分解が遅れ、顔がほてったりドキドキしたり、吐き気を催したりして悪酔いするだけでなく、二日酔いになりやすくなります。
ALDHの働きには遺伝的な差があり、日本人は欧米人に比べるとALDH量が少なく、代謝能力が低いのです。
「お酒は飲んでるうちに強くなる!」みたいなことを言っている人もいますが、大きな誤りですALDHの総量は大きく変化しませんので、ほぼ気のせいといったレベルになります。「お酒が飲めない!」という人はこの酵素量が少ないので、代謝が中々進まずに辛い思いをされますので、進めることは慎まれるほうが良いと思います。そもそも最近はアルハラについても目を光らせている方もおりますので、ご注意ください。
色々とマニアックなことを書きましたが、お酒は好きな人が限度をわきまえて飲むと良いものってコトですね。

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飲んだ後にやっていいこと、悪いこと

ツラいとわかっていても、ついつい飲みすぎてしまうのが人の常。ここからは飲んだ後の対処としておススメなコトと、あまりやってはいけないと思うものについて書いていきます。

飲んだ後のおススメケア
  • 電解質を摂る(薄めたスポーツドリンクなどを飲む)
  • しじみ汁などを摂る(オルニチンが含まれるものを摂取する)

お酒を飲んだ後は脱水状態になりがちです。必要な分の水分摂取をすることで体調を健康な状態に近づけましょう!
しじみ汁にはオルニチンというアルコールの代謝を助ける成分が含まれています。摂取してから代謝に影響を与えるまでには時間が掛かりますので、〆などに飲むのもおススメです。

飲んだ後のダメケア
  • 迎え酒をする
  • 運動などで汗をながす
  • サウナに入る

明らかにダメそうな迎え酒。そもそもツラい状態になっている原因をさらに上乗せするわけですので、それでも飲みたい!という方はアルコール依存症の可能性があるともいますので、専門家へのカウンセリングをおススメいたします。
そうは言っても飲まなければいけないという方…世の中にはいろんな業種に就かれている方もいらっしゃいますので、心中お察しいたします。
運動やサウナに入る行為もNGです。汗と一緒にアルコールも外に出るのでは?と誤解されている方もいらっしゃいますが、アルコールは肝臓で代謝される以外に基本的には体からなくなりません。汗をかいてしまうと脱水症状が進んでしまいますので、お酒を飲んだ後は汗をたくさんかく行為は控えるのがおススメです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
悪いとはわかっていても、ついつい飲んでしまうこともあるかと思います。
お酒は上手に付き合っていくことで、よきパートナーになりうる存在です。
この記事が皆様の明日からの健康に役立ちますと幸いです。