こんにちは!
今日は意外と気づきにくいスマートフォン(以下スマホ)の清掃に関する内容を書いていきたいと思います。
スマホに限らず電子機器の清掃に関しては難しい点も多く、スマホやパソコンなど、毎日触るものにもかかわらずお手入れについては、あまり意識されている方は少ないのではないでしょうか?
正直私自身も一緒でした…暖かくなり、感染症は比較的鳴りを潜める時期になってきましたが、いざという時のためにもお役立ていただけますと幸いです。
意外とスマホが汚い理由
汚れてるかも…といわれても実際には目に見えない雑菌について。そもそも人間の手には目には見えませんが、常時数百万~数千万の細菌やウイルスが付着しています。さらに指輪をつけている方や手荒れがあるかたは、さらにその数が多くなると言われています。
そうした状態で四六時中触っているので、目には見えませんがスマホも細菌やウイルスまみれになっているのです。
実際にどのくらいの汚れ具合なのか調べた研究もあり、その内容によると「スマホの汚れはトイレの便座のおよそ18倍!」だそうです。何と比べてるんだとお怒りになる方もいらっしゃるかも知れませんが、正直驚きの数値ですよね?
どういった場所のトイレで調べるかなどによって倍率の変化はあると思いますが、どの程度スマホが汚れているのかお分かりいただけたかと思います。
じゃあ、どうやって掃除するの?
ここからは清掃方法について書いていきます。
普通に拭いてみる。
これが正直スタンダードだと思います。
精密機器であるスマホを水洗いなどするわけにはいきませんし、ウェットティッシュを使用するのも、ウェットティッシュに含まれるアルコールには界面活性剤、研磨剤が入っており、これらが表面のガラスを劣化させたり、ゴムやプラスチックなどのパーツも劣化させる可能性があるのでおススメはされておりません。
清掃の際にはクリーニングクロスを用いるのが現状ベストではないかと考えております。その際は、きれいなものをご使用いただきますようご注意ください。汚れているクロスで拭いてしまうと、逆にスマホが汚れてしまいます。
私自身もついついスマホを乱暴に扱いがちですが、スマホは精密機器であることを思い出していただきまして、マイクロファイバーなどの合成繊維で作られているクリーニングクロスを使ってみてはいかがでしょうか?
番外編(マネしないでください):消毒に関するスタンダードな薬剤を使ってみる。
通常、環境表面を清掃する際には、「次亜塩素酸ナトリウム(商品名:ハイター、ミルトンなど)」という成分の入った消毒薬を用いることが多いです。
低濃度でプールの消毒や、さらに低濃度で水道水の浄化、高濃度では嘔吐物などで汚染された場所などの清掃に用いられています。最近では極めて低濃度で空気中の清浄に用いることもあるなど活躍の場が広がっています。
この薬剤のメリットは高い殺菌効果を持つ点で、デメリットは腐食性がある点です。
この薬品の濃度管理を極めて適切に出来る方ならまだしも、適当な濃度でスマホを拭くなどして掃除すると、ボロボロになる可能性がありますので、とてもじゃないですがおススメは出来ません。