薬剤師の令和から始める健康ブログ

日常生活に役立つ、健康に関する話題を提供します。健康についてお悩みのことがありましたらテーマとして取り上げますので、お気軽にコメントください。

骨から若返ってみませんか?

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5月から会社ではクールビズ施行となりますので、早々に半袖シャツの同僚が出現し、一気に夏らしくなってしまいました。
暖かくなると運動される方も増えてくるかと思いますが、今日は意外と見落としがちな骨粗鬆症(こつそしょうしょう)について書いていきたいと思います。

骨粗鬆症って?

骨粗鬆症は比較的知名度の高い疾患だと思います。
病態としては、加齢とともに骨が脆くなり、骨折の危険性が高くなることが知られています。
こうした骨粗鬆症における骨折を脆弱性骨折と呼び、一度起きてしまうと寝たきりになってしまうリスクもあり、非常に注意が必要な疾患です。
しかし、この骨粗鬆症の落とし穴として、骨折を起こすまで症状が出にくいので、治療を行わずにそのまま生活をされている方が多くいらっしゃいます。
そうした背景から骨粗鬆症の潜在患者数は、なんと1000万人以上いると言われております。この数字には非常に驚かされます。
今日は、毎日の生活の中でも出来る適切な骨ケアについて書いていきたいと思います。

骨の健康度が見た目にも影響する!?

実際に骨が脆くなると老け顔の原因になるとも言われております。
骨は肌がターンオーバーを繰り返し健康を保つように、活発に新陳代謝を行っており、これを骨代謝と呼んでいます。
女性ホルモンはこの骨代謝のバランスを保っているので、閉経で女性ホルモンの分泌が減ると、こうしたバランスが崩れてしまうので、女性の骨粗鬆症の割合が多くなることが知られています。
また、こうしたバランスが崩れることによる骨密度の低下により、骨が収縮し細くなるため、背が縮んだり、背骨が曲がって姿勢が悪くなったりします。
さらに、顔の土台である骨が収縮すると、骨を覆っている筋肉や皮膚があまり、シワやたるみ等が目立つようになってしまう原因になります。
こうした理由から、若さを保つためには骨が健康である必要があるのです。

骨もカッチカチは良くない?

骨の主成分は、多くの方がご存知のようにカルシウムです。以前はこのカルシウムによる骨の強度を上げることが非常に重要といわれてきましたが、最近は骨のしなやかさが注目されるようになってきました。
この骨のしなやかさ骨質と表現され、骨の土台となる繊維状のコラーゲンをさします。
こうした骨の骨質と骨密度については、よく建造物で例えられることが多いのですが、建造物の鉄筋コンクリートの鉄筋に当たるのが骨質コンクリートに相当するのが骨密度と表現されています。
鉄筋がさびてしまえば、中から建造物は壊れてしまいますし、コンクリートがボロボロでも外から崩れてしまいます。
こうしたことから、骨は強度を保てばよいわけでなく、骨の内部にあるコラーゲンも非常に重要とされているのです。



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骨を強くするためにはどうすればいいのか?

まずは食事と運動から!
食事では骨づくりをサポートする栄養素を摂取することが重要です。
主なものとしてカルシウム、ビタミンD、たんぱく質の3つの栄養素が非常に重要です。

カルシウム:骨の主要な構成成分。乳製品や小魚、大豆製品に多く含まれています。

ビタミンD:カルシウムの吸収を助けます。鮭や鰻、きのこ類にも多く含まれています。
          最近は牛乳やヨーグルトに添加されている商品も良く見かけます。

たんぱく質:骨の土台となるコラーゲンの原料。肉、魚、乳製品、大豆製品等からバランスよく摂ることが望まれます。

この他にも、ビタミンK、マグネシウム、亜鉛、カロテノイド、カリウム、ビタミンB6、ビタミンB12などの栄養素も、骨の健康をサポートする栄養素として知られています。

骨を強くするために必要な運動は、継続的に骨に適度な刺激を与える運動が効果的です。
テレビなどでも紹介されているのを見たことがありますが、かかとの骨を刺激する運動が効果的です。
静止した状態から爪先立ちになり、ストンとかかとを下ろす運動です。
かかとを下ろす際に、体重による負荷が骨に掛かるので、骨代謝の亢進が期待されます。
膝に疾患を持っている方は注意が必要となりますが、1日50回ほどを目安に続けることで、骨密度のアップに繋がると言われています。




まとめ

いかがでしたでしょうか?
骨が脆くなることは加齢変化だから仕方ない…と思われる方もいらっしゃったかもしれませんが、上記のようなライフスタイルの改善で、骨は若返ることが可能です。
将来の生活の質を低下させないためにも、女性は40代になったら医療機関にて骨密度をチェックし、骨密度の低下予防や、骨質を劣化させない生活習慣を整えていただけますと幸いかと存じます。

最後に余談となりますが、最近は若い女性でも過度なダイエットなどから、若くして骨粗鬆症を発症する方がおります。
美しくありたいというお気持ちはわかりますが、何事もほどほどが一番ですので、気になる方はこちらもご注意いただければと思います。