薬剤師の令和から始める健康ブログ

日常生活に役立つ、健康に関する話題を提供します。健康についてお悩みのことがありましたらテーマとして取り上げますので、お気軽にコメントください。

痛み止め 後編

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こんにちは!

痛み止めに関する記事の続きを書きたいと思います。
こちらからご覧になった方は、前編も是非ご覧いただけますと幸いです。

経口剤(神経障害性疼痛薬、抗うつ薬、オピオイド等)

経口剤Part2です。前編ではNSAIDsと呼ばれるポピュラーな経口の痛み止めについて書いてきましたが、こちらではそれ以外の薬剤について書きたいと思います。
前述いたしましたように、経口タイプの痛み止めには種類が豊富です。本当は細かい薬効群に関する記載ではなく、どんなものがあるかを書きたかったのですが、どうしても詳細を記載しないとあまりにも軽い記事になってしまったのでご容赦ください。

神経障害性疼痛治療薬とは、神経の痛みの治療に使われる薬剤です。
神経の痛みは、痛みを伝える物質(神経伝達物質)が過剰に放出されることによって生じると考えられていますが、神経障害性疼痛治療薬は、この神経伝達物質の過剰放出を抑えることで痛みをやわらげます。
昔、俳優の武田鉄矢さんがこうした疾患を啓蒙されるためにCMをされていたので、覚えていらっしゃる方も多いかと思いますが、今ではこの薬剤も医療機関では非常に多く使用されています。
症状としては、ピリピリする痛み、ジンジンする痛みが特徴とCMでも話されていたと思います。

抗うつ薬(抗不安薬)
神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン)の細胞への取り込みを阻害することで、痛みを感じにくくする経路(下行性疼痛抑制系)を不活化し、鎮静効果を示します。
薬剤の作用機序としては上記のような感じです。よくわかりにくいかと思いますが、不安を取り除くことで原因がわからなかった痛みが取れることがあるようで、心因性の痛みに効くとされています。
このタイプの薬剤は比較的最近、痛み止めとして使われるようになったもので、副作用もある程度懸念される部分もあるので、専門家の指示に従って服用する必要がある薬剤です。

オピオイド
オピオイドとは、強い鎮痛作用を示す医療用麻薬で、脊髄と脳に存在するオピオイド受容体に結合することで、脊髄から脳への痛みの伝達をブロックします。
がん治療による痛みのほか、他の薬剤を用いても痛みがおさまらない場合などに、使用が認められています。

他にも副腎皮質ステロイドなども抗炎症効果がありますが、少し毛色が違うのでここでは省きたいと思います。
思いつく限り記載しましたが、他にも抜けているものや、これは?と思うものがありましたらご指摘ください。


ゲル・軟膏・クリーム・スプレー等

シップ同様に限局する痛みに使われます。
シップのように目立たなくなる反面、塗ったところはしばらくはべたついてしまうので、多少注意が必要なところでしょうか。
使われるケースはシップのように限局する痛みがある場合で、シップが用いれない場合や、マッサージなど患部をほぐすことが必要な場合にも使われると聞いています。
スプレータイプのものは一般薬でポピュラーだと思いますが、患部を冷やす目的もあるので、運動後などに使われることが多いかと思います。



まとめ

いかがでしたでしょうか?
痛みは体が発する重要なサインではありますが、日常生活の妨げにもなりうる存在です。
うまく付き合っていくことで、より健やかな毎日を過ごせるかと思います。本ブログに記載した内容が皆様のお役に立てますと幸いでございます。