薬剤師の令和から始める健康ブログ

日常生活に役立つ、健康に関する話題を提供します。健康についてお悩みのことがありましたらテーマとして取り上げますので、お気軽にコメントください。

糖尿病について

f:id:machiyuu:20190509231714j:plainこんにちは!

今日は糖尿病について書いていきたいと思います。
ご存知の方も多いかと思いますが、そもそも糖尿病とは、膵臓から出る、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きが弱かったり、量が少ないなどの原因で血糖値の調整ができずに、高値になってしまう病気です。高血糖が続くと、糖尿病合併症(神経障害・網膜症(眼の病気)・腎臓病)や、脳梗塞、心筋梗塞などを引き起こす可能性もあります。

膵臓って?

膵臓(すい臓)は胃の後ろにある長さ15センチぐらいの臓器で、消化液を分泌する機能と、ホルモンを分泌する内分泌機能をもっています。
膵液は、膵管を通して十二指腸内へ送られます。この膵液は糖質を分解するアミラーゼ、たんぱく質を分解するトリプシン、脂肪を分解するリパーゼなどの消化酵素、核酸の分解酵素を含んでいます。また、膵臓のランゲルハンス島細胞からは、糖の代謝に必要なインスリン、グルカゴン、ソマトスタチンなどのホルモンが分泌されます。インスリンは、血液中の糖を使ってエネルギーを作ります。インスリンの不足、あるいは、働きが弱くなると血液中の血糖値が高くなってしまいます。血液中の糖(血糖値)が低下すると、グルカゴンが分泌され、肝臓に糖を作らせて血糖値を上昇させます。インスリンとグルカゴンによって、血液中の糖の量が一定に調節されているわけです。
このように膵臓は、食べた食物を消化し、ホルモンによって糖をエネルギーに変えるという、2つの働きを調節する役割をしています。膵臓の機能がうまく働かないと、各細胞に栄養が供給されず、エネルギーが産生できなくなってしまいます。

糖尿病には型がある?

1型糖尿病
インスリンをつくっているすい臓のβ細胞が壊れてしまうタイプです。
自分の体内でインスリンをつくりだすことができなかったり、ごくわずかしかつくれないので、体の外からのインスリン補給(インスリン注射)が絶対的に必要となります。
子どもの糖尿病の多くは1型糖尿病ですが、最近では、あらゆる年齢層に起こる可能性があるとされています
突然発症する傾向があります。

2型糖尿病
すい臓がつくるインスリンの量が少ない場合と、インスリンの働きが悪い場合、そしてそれらが混ざって発症するタイプです。
日本人の成人の糖尿病の約95%がこのタイプです
自覚症状がないため、会社などの健診でみつかるケースが少なくありません
以前は、中高年の人に発症することがほとんどでしたが、食生活をはじめとするライフスタイルの欧米化により、今では若い人や子どもにも増えています
発症に関係する危険因子は、年齢、肥満、飲酒、喫煙、運動不足、遺伝、高血圧、ストレスなどです
高血圧や高血圧に近い血圧値を示す人は、血圧が正常な人に比べて糖尿病を合併する割合が高いことが報告されています
脂質異常症(高脂血症)に糖尿病を合併すると、脳卒中、狭心症や心筋梗塞などが起こるリスクが高まります

妊娠糖尿病
妊娠をきっかけに、血糖値が高くなるなどの糖尿病の症状があらわれるのが妊娠糖尿病です。しかし、妊娠前、すでに糖尿病と診断されている患者さんは妊娠糖尿病とはなりません。

特定の原因によるその他の型の糖尿病
膵β細胞機能やインスリン作用にかかわる遺伝子に異常があるもの、ほかの疾患(内分泌疾患、膵外分泌疾患、肝疾患)や、ステロイドの服用などにともなって発症するものが該当します。

f:id:machiyuu:20190509231708j:plain

症状は?

糖尿病は症状が出にくいことが多いため、気が付かないまま進行したり、治療中断などで放置してしまう方が多いのが現状です。
下記のような症状がないか、是非チェックしてみてください。

□最近のどが渇く
□水分をとる量が増えた
□トイレ(尿)の回数が増えた
□夜間に何回かトイレ(尿)に起きる
□傷が治りにくい
□食べているのに体重が減ってきた
□手足がしびれる、ピリピリする
□足がつる
□最近疲れやすい

また・・・

□家族や親戚に糖尿病の人がいる
□肥満気味
□食生活が乱れがち(夜遅い、飲酒機会が多いなど)
こんな方も糖尿病になりやすいと言われています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
糖尿病は自覚症状が出るころには何らかの合併症を伴っていることも多く、早期に発見し対策を行うことが重要な疾患です。
患者さんの数も増えており、予備軍も含めると1000万人を超えるとも言われております。
私も美味しいものが大好きなので注意しているつもりですが、つい自分には甘くなってしまいがちなので、皆様も改めてご注意ください。