薬剤師の令和から始める健康ブログ

日常生活に役立つ、健康に関する話題を提供します。健康についてお悩みのことがありましたらテーマとして取り上げますので、お気軽にコメントください。

医療費について

f:id:machiyuu:20190509231412j:plainこんにちは!

早速ですが、医療費について皆様はどれだけのことをご存知でしょうか?
そもそも医療費とは、病気や怪我でクリニックまたは病院などに掛かった際の費用、薬局やドラッグストアで購入する薬剤費(OTCを含む)、鍼や灸などもこれに含まれます。また、健康診断や予防接種、通院のための交通費など(他にも装具なども含め色々あります)も広義の意味で含める場合もあります。

何故医療費がよくニュースの話題になるのか?

こうした医療費が日本の高齢化とともに国の財源に占める割合が大きくなり社会問題化しております。
問題になる理由は高齢化以外にもいくつか考えられますが、そもそも日本の医療費は諸外国に比べて(GDPから見て)国からの補助が手厚いからだと考えています。
日本では医療費は年齢や所得によっても異なりますが、大雑把に言って1割~3割が自己負担となり、残りは国が負担しています。
つまり、7割から9割を国に出してもらっているわけです。アメリカでは、国が補填する割合が5割を切っており、そうした理由から保険に加入していないようであれば、疾患によっては支払う金額が高額となります。ケースによっては、患者さんが医療費を支払うことが出来ないことが想定される場合、病院にいっても診療そのものを行ってもらえないケースも耳にします。

どのようにして医療費を減らすのか?

医療費を減らすために国が最も注目しているのが薬剤費です。
ご存知の方も多いかと思いますが、医療用の薬剤は薬価といって、国で値段を定められています。
つまり、薬局によって花粉症の時期だからアレルギーの薬を安売りしようとか、運動会シーズンだからシップを特売にしようといったことは出来ない仕組みになっています。
この薬価は大体2年に1度改定となり、一部の例外はありますが、どんどん値段が下がっていきます。
それに加え、一番の目玉となるジェネリック医薬品の存在があります。
ジェネリック医薬品については、もう知らない方が少ないくらい知名度があがりましたが、ジェネリック医薬品は先に発売された薬剤の特許が切れた後に、同様の効果が認められて発売となった後発品のことです。
後から出てきているので値段がとにかく安いのが特徴です。
このジェネリック医薬品の使用を国は推奨しており、ジェネリック医薬品の使用比率が低いと医療機関の報酬が下がるシステムが現在導入されている程です。

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本当にそれで良いのか?

諸外国ではこのジェネリック医薬品の使用割合は高く、日本もそれに追いつこうとしております。
ここからが賛否が分かれるところで、このジェネリック医薬品は比較的簡単に発売できるため、聞いたことがない会社が作っていたり、今までのより効果が悪く感じられる患者さんがいたり、今まで販売していた会社が儲からないという理由で作るのをやめてしまったり、材料の入手が困難となり安定供給が出来なくなったりする等不安な面もあります。
一個人の考えにはなりますが、ジェネリック医薬品は、「同じ効果の薬剤」という名目で発売されていますが、「同じような効果の薬剤」ぐらいの感覚でいたほうが良いかも知れません。
私自身もジェネリック医薬品を使う場合もありますが、薬剤によって値段の下がり幅が異なるので、どのくらい安くなるのか等を考えてもらうようにしています。また、感染症などで早く確実に効いてほしい場合はあえてジェネリック医薬品でないものを使うこともあります。

まとめ

医療費については薬剤費に注目が集まっていることはご理解いただけたかと思います。
私個人としては、一番の医療費削減は定期的な運動と、適度な食事を心がけることで、そもそも医療機関に掛からなくて済むことだと思っています。
私もつい食べ過ぎてしまうことも多いので、お恥ずかしい限りですが、この文章を書きながら改めて健康には気をつけたいと考えております。